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時速20キロで走行中(遅っ
それでも止まらず頑張る、ポンコツ車状態(笑)の高塔です。おはようございますww


まさに怒涛の一週間でした。
体調が悪い上に仕事がキツイって・・・、ううう orz

土曜日は図書館に行って、のんびり、まったり、過ごしたいな~と思います(希望形
だ、だって日曜日は運動k・・・



**********
拍手レス不要の方v ・・・ ご質問ありがとうございますww では、恥曝し覚悟で(笑

10/22 11時にたくさんの拍手をありがとうございましたww


**********

続きに恥曝しがあります ←

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「信長×蘭丸」についてご質問があったのでチョットだけww

実は織田信長を師として敬愛している高塔。
悪鬼のイメージが尽きない彼ですが、あの神をも恐れぬ驀進っぷりが溜まらなく好きなんです。
(私の性格からしたら堕ちるのもわかるかと・笑)

ちなみに源義経も大好きです ←訊いてない

数年前、二次パラレルで信長×蘭丸SSをUpしました。
が、思い入れが強い作品ですし、閉鎖と同時にこのまま殺すのも惜しい。
という訳で、完全オリジナルSSとして改稿(^^


某所というのは某所であります(おいっ
探せばわかると思いますので敢えて述べません ←単にチキンなだけ

ですがエピソード部分でしたらコチラでもお披露目できますので、ご興味を持たれましたらぜひ読んでやってくださいましww
(本編は諸事情の為Upできません、ゴメンなさい;;)



********************
『DESTINY』 -エピソード- (注:R18)

 烈火の如く天地が燃えていた。
 轟音と共に崩れ落ちる太い梁が、焼石のような赤い閃光を放ちながら俺の視界を遮っていく。
 熱いとか、痛いとか、そういう身体を通じて与えられる感触、いわゆる五感はすでに無くなっていた。『魂になる』というのはこういう事なのかもしれない。
 ……何故、こんな事になったのか。
 不意の夜襲に遭い、弓矢を放ってくる敵の旗印を確認して愕然としてしまったのは自覚できている。
 白地に映えるは『水色桔梗紋』。
 明智家の家紋だ。
 ……何故、なんだ? 家臣である明智は、今時分は羽柴氏の元にいるはず。援軍を命じていたはずの彼が、こんな京都の寺にいるはずない。何故? 何故だ?
 終わりが見えない自問自答を繰り返す。
 最中、突然背後から発せられた蛮声に身を竦まれ振り返った。赤々と燃える更なる矢が、流星群のように向かってくる。
 自刀を抜き、降りかかる災厄を切り捨てた。
 だが数には勝てない。俺の頬や腕、足にピリッとした鋭い痛みが走り血が滲む。自分の髪が数束足元に落ちる様を不信のままに凝視してしまった。
 尚も矢群は止まず、木枠の雨戸に次々と刺さり延焼していく。
 このままでは殿の命が危ない。
 唇を噛み、攻め入ろうとする明智の軍を配下の者に討つよう託して俺は寺の奥深くへと駆けた。
 しかし何としてでも逃がそうと思っていたその姿が突如外廊下に現れ、ぶつかる手前で自分は肝を潰されてしまう。
 大柄でガッシリした体格。寝着の上からでもわかる厚い胸板に一瞬目を奪われる。慌てて視線を逸らした。
「何やってんだ。こんな雑魚どもに」
「お下がりください、殿! 最前に出てはなりませぬ!」
 向かってくる矢を意図もたやすく切り捨て口角を上げる。その好戦的な表情にイヤな汗が流れた。
「敵は水色桔梗紋か。明智の奴め、毛利討伐の任を無視しおって」
「謀反です。ここは私が指揮しますから、どうか奥手から……」
「命令するな。誰が敵に背など向ける」
 全く臆することなく、御方様は逆にこの状況を少し自嘲しつつも楽しんでいる。
 闇夜に妖しく浮き出す双眸。その爛々と輝く紅の眼こそ血が沸騰している証だ。
 ……ああ、『お前』はいつも無謀とも取れる行動をし、そして俺の心臓を凍らせてくれる。
 こんな奇襲は今までなかったが、それでも幾度なく壮絶な戦いは潜り抜けてきた。天下統一への飽くなき野望が、彼を更なる荊道へと追い込めて行くからだ。
 もちろんその中には負け戦だってある。血だらけになり、自分自身が腹立たしいのか千切り切れる程唇を噛んで、……そして滾る血が命ずるままに俺を貪っていった。
 喰い殺されると思う程の激昂を端正な面に色濃く落とし、全ての厄を振り払うかのような激しい愛撫を受け続ける。
 それで『お前』の気が済むのなら、俺は身が砕けようがいくらでも愛してやる。
「ははは! 家康の接待方法について叱咤したのが怒らせた原因か?」
「そんな流暢な事を……」
 刀で尚も飛来する矢を斬り捨てながら呆れた声を発してしまう。
「それなら同罪だ、お前もアイツの頭を叩いたしな?」
「殿がそう命じたのでしょ?」
「そうだったか?」
 追って咆哮が聞こえ、数百人に及ぶ明智の軍勢が一気にニヤつくその面目がけて槍を突きつけてくる。
 分が悪い。こちらは毛利討伐の為の逗留であるから百名程しか手勢がいない。圧倒的に数で不利だ。
 背後で燻り続ける黒煙と紅蓮の炎。それが余計攻め立ててくる。
 このままだと『お前』は……っ。
「殿、どうかお逃げください!」
「しつこい」
 腕に槍傷を受けながらも御方様は応戦する。しかし時早くも既に限界だった。
 周囲を見回し落胆の息を漏らしてしまう。
 味方は壊滅的だ。柴田氏や滝川氏がいればまだましだったが、不意を喰らった事と、同行しているのはほとんどが身の回りをする小姓らだけ。これでは開戦前から負けは決まっている。
「……蘭丸」
 ふいに名前を呼ばれ、隣で槍を振り上げているその人を見上げた。
 横顔は炎の赤で彩られ美しい。とても齢四十八に見えない精の溢れる風貌。三十そこそことカマをかけても、知らぬ者は疑いなどしないだろう。
 鬼神と恐れられる長い紅蓮惣髪とアラブル紅眼。それらがより色濃く輝き、畏れを沸き起こされるも様に見惚れてしまう。
 もっと見つめたくて、俺は風で顔にかかってくる邪魔な前髪を手で掻き上げた。
「はい。ご命令ですか、殿」
「今すぐ寺に火を放て」
「っ、それは……」
「もっと炎を立ち上がらせろ。安土の空までが赤く燃える程に」
「―― ……御意」
 一礼をし応えれば、御方は無表情のまま頭上で槍を一回転させ床へと勢い良く突き立てる。
 踵を返し、奥へと消える後ろ姿。
 その広い背中を捉える度に襲う渇望は、愛してはいけない人を好いた己への咎であり罰であった。
 

 

 あの夜。
 ほんの少し開けられたままの襖が、誰かが乱れる俺達を見据えていたという事実を物語っていた。
 恐らく、殿に何らかの用事があったのだろう。
「殿、奥方様が……」
「用があればまた来るだろう?」
「ですが濃姫様……、ンっ」
「黙れ」
 背後から突き上げられ、殺していたはずの声が上がってしまう。
 まるで犬畜生の交尾かのように押し入り、掻き回され、意思を飛ばされた。
「ぁ……アア……っ!」
「……『真赭(まそお)』」
 その名で呼ぶな。
 それは束縛の言葉だ。
「殿……」
「名前で呼べ」
 腰までずり下げられた着物。露になっている背筋を削ぐ様に舐められ、自分は零す甘い声と共に震えてしまう。
「の、信長さ、ま……」
「違うだろ?」
 仕置きだ、と両肩に腕を添えられ上半身を起こされた。仰け反る俺の背中に熱い胸板が当たり、後孔の最奥まで熱塊が突き挿ってくる。
「ひっ……あ……!イヤ、だ……深いっ……」
「俺は誰だ?」
 背後から耳を甘噛みされ、瞬時に自分の中の熱さを放出してしまった。
 含み笑いが朦朧をする意識で聞こえる中、今度は有無を言わさず膝上で開脚を強いられ秘部を露わに更に突かれる。
 閉じる事を忘れた自分の唇。唾液が溢れて顎から畳へと滴り落ちていく。卑猥に感じながらも力の入らない身体は、『アイツ』の熱くて厚い身体に身を任せるしか術がない。
「言え」
「うっ……ァ……」
 粘着な水音と肉同士がぶつかり合う音。
 それらを遠くに聴きながら涙が自然と零れ落ちた。
「あ、アァ……」
「真赭、さあ」
「……緋月(ひづき)」
 この名前を紡いだ瞬間、『お前』は『元のお前』に戻る事ができるのか。
 即時に速度が高まり我を忘れて声を荒げた。大きく数度突かれ芯まで熱さが駆け抜ける。
 俺の中に、『緋月』の魂の欠片が入ってくる。
 一つになれる。本当の一つに。
 もっと欲しい。
 もっと、もっと突き上げ、そしてもっと注いで欲しい。その熱き魂を。
 俺を拘束する、悪魔のような紅色をした魂の欠片を……。
「―― 第六天魔王め」
 それは、繋がったまま悪態を吐く俺を、背後から優しく抱く男の名。
 第六天魔王とは悪魔の総称。
 自らを『悪魔』と豪語するこの者。
 名を尾張の君主、『織田信長』という。

 


 その悪魔の御霊が、今まさに尽きようとしている。
 明智の猛追に寺の奥深くまで向かい、自ら放った火の回りが道を塞いでこれ以上は進めない。
「蘭。介錯しろ」
 ここで自害するという事か。
「悔しいがここまでだ。これ以上応戦したとしても無理なのは明らか。……俺は切腹する」
 震えてくる自分自身を抑え、目の前で勢い良く胡坐になる後ろ姿を見つめた。
 決して敵と対峙しても向ける事のなかった広い背中。そこに俺は何度爪を立てたのだろう。
「殿……」
「むざむざと明智なんぞに命はくれてやらん。お前は俺の首を持って何とか逃げろ」
「逃げるなんて、そんな事」
「いいから逃げろ!」
 首をだけ振り向かれ視線が合った。
「明智は蘭を疎んでいる。見つかればただでは済まないはずだ」
「でも……」
「お前は十七になったばかりじゃないか。逃げ延びれば何とかやり直す事ができる」
「無理だ、火の回りが激し過ぎる」
「主君の命令は絶対だぞ」
「……暴君」
 自嘲気味に笑い天を仰いだ。
 悪魔よ。
 死神よ。
 神の端くれなら奇跡を起こしてみせろ。
 俺はいい。ここで命が消えても構わない。
 だが、この男は生かせ。この世を統べる器を持つ男だ。ここで死ぬのには惜しすぎる。
「蘭」
 何度も名前を呼ばれるが返せない。了承すれば、すぐにでも腹を掻っ捌いて絶命するであろう。
「蘭!」
「……っ」
 奇跡を……っ。
 指を絡ませ祈るように口元に当て固く目を瞑った。
 明智の怒号がすぐそばまで来ている。炎がだんだん俺達を追い詰めていく。 
 もう逃げられない。
 ―― はやり、ここまでか……。
「緋月」
「なんだ?」
「好き……、いや、愛してる」
 刀の鞘を抜くと、俺は愛しい人の首にそっと鎬を添えた。
 涙が邪魔して視界が狭まり悔しい。一思いに頭を落とさなければ苦しませてしまう。
 ……緋月、ゴメン。約束できない。顔は潰してやる。これが、あの鬼神信長だとわからない程に。
 その後、俺も一緒に螺旋地獄へと堕ちるから。この熱が冷めない内に。
「真赭」
「何?」
「……俺も愛してる」
「ああ。わかってるよ」 
 短刀を握る眼下の太い腕に力が込められる。
 俺は涙を払い大きく刀を振り上げ、凛とした背中に惜別の笑顔を向けてやった。

 

 天正十年六月二日。
 後世の人々は、この突然にして天地を揺るがした謀反を、轟々と燃え上がる地の名より『本能寺の変』と呼んだという。

 
 天が。地が。この世が列火の如く燃える。
 全身に滴り落ちる程の返り血を浴びた俺は、愛する人の骸を抱え虚ろげにその炎熱を見つめていた。
 ……意味を失くした現世など、狂気と共に消滅してしまえばいいと願いながら ――。

【本編へ】
 

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